Firebase使い始め [プロジェクト作成]

What you will learn

  1. Firebaseのプロジェクト作成
    • プロジェクト名の設定
    • Analyticsのロケーションの選択
    • Cloud Firestoreのロケーションの選択

Terminology

cloud.google.com

  • ロケーション(location)
    • 北米、南米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど地理的な範囲を示す
    • 各々のロケーションはリージョンに分割される。さらにリージョンはゾーンに分割される。
  • リージョン(region)
    • ゾーンから構成される地理的エリア。
    • リージョン内は95%がネットワーク遅延 < 1msに抑えられるらしい
  • ゾーン(zone)
    • リージョン内のCloud Platformリソースのデプロイメントエリア
    • リージョン内の単一障害点となる
    • 高可用性を保つには複数のゾーンにデプロイする必要がある

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1.プロジェクトのロケーションについて

1-1. ロケーションの種類

  • ロケーションはマルチリージョン(multi-region location)と(単一)リージョン(single, regional location)の2種類から選択できる。

    1. マルチリージョンは一般的な国単位の地理的エリアをイメージすればいい。例えばアメリカなど。
      • Cloud Firebase databaseの高可用性と冗長性を最大限にできる。
      • マルチリージョンが使用可能なのは、現在はアメリカのみ。(2019年2月現在)
    2. リージョンは都市など特定の地理的場所をイメージするといい。例えば、サウスカロライナ州など。
      • データはリージョン内の複数のゾーンにレプリケーションされる。
      • リージョンを選択した時は、ネットワーク遅延や他のGCPリソース利用する場合などに注意を払った方がいい。
  • 個人的にFirebaseを試してみる場合などは、特にそこまで気にすることはない。自分の住んでいる一番近い都市を選択すればよいと思う。

  • 以下、雑な絵。以下の3つのサービスはプロジェクトのロケーションを共有するらしい。

    • Cloud Firestore
    • Cloud Storage
    • App Engine

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1-2. 選択するロケーション

  1. Analytics location

Analytics location, which represents the country/region of your organization

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  1. Cloud Firestore location

Cloud Firestore location, which represents where your data is stored by Google Cloud Platform services that support data location, like Cloud Firestore

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Once you select a location for your project, you cannot change it.

1-3. ロケーションをどう決めるか

  • Analytics location
    • これは収益レポートを作る際の通貨に関わってくるので、実際に組織がある国を選択すればよさそう
    • このロケーションは、データがどのリージョンのFirebaseに蓄積されるかなどには影響しない。つまり、次で設定するFirebaseのロケーションとは関係しない。
  • Cloud Firestore location
    • 選択したロケーションがCloud Firestoreにも適用される。パフォーマンスや可用性などを考慮して実際にユーザーに近い場所やサービスとして必要とされる場所を選択したほうがよさそう。

2. プロジェクト作成手順

ロケーションについてある程度理解したので、実際にプロジェクトを作成してみる。作成自体は一瞬。Firebase(https://firebase.google.com/)開いて、コンソールへ移動。プロジェクト作成をクリックして、以下を設定し作成。

  1. プロジェクト名(任意)
  2. Analytics location
  3. Cloud Firestore location